藤原道綱は、平安時代の貴族でありながら「無能」と評されることが多い人物でした。彼は政治的に大きな活躍をしたわけではなく、権力を握った弟・道長に従うことで自らの地位を守りました。今回は、そんな道綱の生涯を追い、その人間らしい側面に迫ります。
道綱は955年、藤原の兼家と、彼の第二夫人である藤原の道綱母の間に次男として生まれました。
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