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伊周死後に狂っていき破滅した嫡男のその後 藤原道雅の生涯【光る君へ】
2024/10/16

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藤原道雅――彼の人生は、華々しいスタートを切りながらも、徐々に破滅へと向かう波乱万丈の物語でした。この記事では、彼の波瀾に満ちた生涯を詳しく追い、その背後にある野心と失敗、そして彼を取り巻く複雑な人間関係について掘り下げます。

貴族社会での誕生と道政の幼少期

藤原道雅は、991年に藤原是親の嫡男として生まれました。彼は藤原道長の息子である頼通と同じ年に生まれ、幼少期から権力の頂点に立つ藤原家の中心人物として期待されて育ちました。道雅が幼いころ、中関白家は絶頂期にあり、祖父の道隆や父の是親の影響力は極めて大きかったのです。道長もこの時期はまだ全盛期には至っておらず、道雅にとっては有利な環境でした。

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幼い頃から道隆や是親の愛情を一身に受けていた道雅ですが、彼の人生が暗転し始めるのは、祖父・道隆の死後です。道隆の死を皮切りに中関白家は急速に衰退し、さらに上得の変と呼ばれる政変により、中関白家の立場は危うくなっていきます。このような中で、道雅は祖父母の庇護を失い、力を失いつつある一族の一員として厳しい現実と向き合うことになります。

明子の影響と政界復帰

道雅にとって大きな転機となったのは、彼のいとこである貞子が生んだ厚道親王(後の三条天皇)でした。厚道親王の誕生により、中関白家は一時的に再興の機会を得ます。道雅もまた、この王子の支援者として、宮廷における重要な役割を担い始めます。しかし、藤原道長の圧力により厚道親王は政権から遠ざけられ、その後、中関白家の復権は遠のいていきます。

道雅自身もまた、厚道親王に依存していたため、その排除に伴い道長の政権下で生き残るための厳しい戦いを強いられるようになります。

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さらに、道雅の妻である煎陣は道長の娘・御匣に仕えるようになり、道雅にとっては屈辱的な状況が続きました。この出来事が道雅の内面に大きな影響を与え、彼の行動がますます過激になっていきます。

事件と失墜

道雅の人生で最も破滅的な出来事は、三条天皇の時代に起きました。彼は、貴族社会の中で度々問題を起こし、特に北野での暴言事件は彼の評判を著しく悪化させました。また、女房たちへの当たりが強く、彼の行動は宮廷内で広く知れ渡るようになりました。道雅はこの時期、道長の息子である頼通との間で昇進の差がつけられたことに強い不満を抱き、これが彼の行動をさらに不安定なものにしました。

その後、彼は三条天皇の第一皇女である雅子内親王との密通が発覚し、これが致命的な問題となります。この事件により、道雅は三条天皇の怒りを買い、さらに皇女との関係も断たれてしまいます。雅子内親王は若くして出家し、道雅の恋も終わりを迎えました。

破滅への道

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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=bWLNsAvYWwc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]

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