1950年代から1962年までの日本、特に地方都市青森の生活を鮮やかに切り取った、まるでタイムカプセルのような一枚。この写真は、かつて青森に住んでいた工藤正市さんが撮影したものです。ある日、押し入れを整理していた工藤さんの家族が見つけたのは、当時の町の様子を映し出した無数のネガフィルムでした。フィルムを一本ずつ丁寧に現像していくと、そこには消えゆく昭和の風景が詰まっていました。
写真には、当時の青森の町並みが映し出されています。白黒の静止画ながらも、その一瞬一瞬には強いリアリティが宿っているのです。たとえば、何気ない通りを歩く女性。彼女はロールパンを抱え、厚底の下駄で歩いています。背景には古い看板や自転車があり、まるで昭和30年代に引き戻されたような気持ちになります。
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引用元:https://www.instagram.com/p/C-3uQ6gyJQT/?igsh=MXB1bzk1bTY2MGNyMg==,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]