戦争は、無数の若者たちの未来を奪い、彼らの運命を大きく翻弄しました。私の家族にも、そんな戦争の悲劇に直面した人物がいます。
私の父は昭和18年生まれ、山口県秘密尾(ひめお)という小さな町で生まれました。10人兄弟の末っ子として育ち、その中には双子の兄弟がいました。残念ながら、双子の片方は幼い頃に夭折してしまいましたが、生き残った双子の兄、私にとっては叔父にあたる人物は、戦争によってその命を早くも失う運命にありました。
叔父は、まだ19歳という若さで志願兵となり、戦場に向かうこととなったのです。本来、彼の年齢では徴兵される年齢ではなかったにもかかわらず、志願兵になることで役職が上がるという言葉に魅了され、志願する道を選んだのでした。
叔父は、山口県の徳山(現在の周南市)にあった軍事工場で働いていました。そこでは鉄砲の玉を製造しており、当時の日本は戦争によって、兵器の生産が最重要とされていた時期でした。
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