昭和の時代、日本各地でさまざまな家族の物語が繰り広げられていた。家族と過ごす時間が、何よりも温かく、そしてかけがえのない宝物だった時代。この記事では、昭和53年、ある家族の結婚前夜に行われたお祝いの風景を振り返りながら、姉妹たちの絆や家族の温もりを改めて見つめてみたい。
昭和53年、筆者の家族では3番目の叔母が結婚を迎えた。その前夜、家族は彼女のためにケーキでお祝いをしたという。華やかに飾られたケーキは、結婚という人生の一大イベントを祝福する象徴であり、家族全員がその日を心待ちにしていた。特に、母親を中心にした姉妹たちはこのお祝いを楽しみにしていたに違いない。筆者の記憶には、当時まだ2歳ほどであったが、温かい家庭の雰囲気が何となく心に残っているという。
昭和46年に建てられた実家は、4姉妹が揃って暮らしていた場所でもある。特に母親は長女として、結婚してもなお、実家を大切にし、妹たちとの絆を保ち続けた。3番目の叔母が嫁いでいく前夜、姉妹たちはそれぞれが役割を担い、特別な時間を共有したのだろう。
筆者の母親は4姉妹の長女で、姉妹の中でも中心的な存在だった。昭和24年生まれの母親は、当時29歳。彼女は結婚後も、妹たちが実家に遊びに来るのをとても楽しみにしていたという。妹たちからは「ねーちゃん」と親しげに呼ばれており、その呼び名は家族の親密さを象徴していた。実家で過ごす時間は、母親にとって、妻であり母親である自分から、再び「姉」に戻る時間だったのかもしれない。
普段、子供に対しては厳しい面も見せる母親だったが、姉妹たちが集まるとひょうきんで無邪気な「ねーちゃん」に戻り、笑顔が絶えなかったという。その様子を見た筆者は、いつもとは違う母親の姿に驚きつつも、家族の深い愛情を感じていた。母親としての責任感と姉としての優しさ、両方を併せ持つその姿は、家族にとっても特別な存在であったことは間違いない。
筆者の家では、結婚前夜にケーキでお祝いするのが恒例行事だったという。4姉妹の3番目と4番目の叔母が結婚する際、それぞれ結婚前夜に同じようにケーキを囲んで家族でお祝いした写真が残っている。特にその中で印象的なのは、結婚を迎える叔母が日本髪のカツラを準備しながら、バンダナを巻いて微笑んでいる姿だ。緊張と期待が入り混じったその表情には、家族と過ごす最後の独身生活の一夜を楽しむ気持ちが表れている。
家族で過ごすその一瞬一瞬は、何にも代えがたい宝物だ。結婚前夜という特別な時間を、家族と共に過ごし、ケーキを囲んで笑顔を交わすことで、彼女たちは新たな門出を迎える準備をしていた。
姉妹たちが両親を「おとーちゃん」「おかーちゃん」と呼んでいたのも、当時の家族の温かさを象徴している。当時、筆者は小さく、その呼び名がとても不思議に感じられたが、今思えば、昭和の家族特有の親密さがそこにあったのだろう。
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