観光6年(1009年)の春、穏やかな朝が宮廷を包み込んでいました。紫式部が仕える藤原彰子のもとに、新たな命の兆しが訪れようとしているその日、ある噂が宮中に広がり始めます。「一条天皇が譲位し、次の東宮が決まるのではないか」というものです。
その時、息を切らして部屋に飛び込んできたのは、宮中の女房である「故象長の君」
宮中ではすでに長男である敦成親王(後の後一条天皇)が誕生していましたが、次に生まれる子供が男の子であれば、その立場はどうなるのかと人々の関心は高まります。
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