昭和53年、私が2歳の頃、初めて親族の結婚式に参加しました。結婚したのは母の妹、つまり私の叔母で、当時の式の雰囲気は現代とは異なるものでした。式場に足を踏み入れた瞬間、私は子供ながらにその空気の重みを感じたのを今でも覚えています。あの時代には、今ではなかなか見られない独特の風習や伝統が色濃く残っており、特に新郎新婦の入場シーンは一際印象的でした。
現代では、結婚式といえば新郎新婦が華やかな音楽に合わせて入場するのが主流ですが、昭和の結婚式には今とは異なる伝統的な要素がたくさん取り入れられていました。叔母の結婚式でも、新郎新婦は家紋入りの提灯を持って入場しました。この提灯は、まるで二人の未来を照らすかのように光を放ち、厳かな雰囲気を醸し出していました。現代ではなかなか目にすることのない光景で、子供ながらにその光景に引き込まれたことをよく覚えています。
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