1975年に放送された青春ドラマ『俺たちの旅』は、自由奔放に生きる若者たちの友情や愛情を描き、当時の若者たちに大きな影響を与えました。このドラマは、俳優たちの熱演とともに、その後も続編が制作されるほどの人気を誇りました。
津村孝介、通称カスケを演じた中村正敏さんは、自由を追い求める青年を演じて多くのファンを魅了しました。彼は、1974年のドラマ『我ら青春』で主役に抜擢され、一躍青春ドラマのスターとなりました。その後も映画やドラマで活躍を続け、音楽活動も精力的に行っています。
グズこと熊沢新六を演じた秋野大作さんは、ドラマでも独特の存在感を放っていました。秋野さんは、1967年にテレビドラマ『熱海清』でデビューし、女性ファンから絶大な人気を集めました。1974年に女優の太地喜和子さんと結婚しますが、1年で離婚。その後、再婚し3人の子供をもうけています。現在も舞台やテレビで活躍中で、78歳を超えてもその勢いは衰えていません。
中谷高尾を演じた田中健さんは、真面目で自信のない青年を見事に表現し、多くの視聴者の共感を得ました。1974年に映画『砂の器』でデビューし、その後も多数の映画やドラマで活躍。私生活では、35歳で女優の川村裕子さんと結婚し、長女は現在人気の女優として活躍中です。70歳を超えた今も現役で、ブログでは中学生になった娘との日常を綴っています。
浜田大蔵を演じた森川翔太さんは、東大を目指す受験生という役柄でした。
山下洋子を演じた金沢みち子さんは、津村に思いを寄せる役柄で、切ない恋愛模様を演じました。1975年のドラマ『北斗物語』でデビューし、幅広い役柄をこなす女優として知られていました。後年は役柄も変わり、貫禄ある女性を演じることが多くなりましたが、2013年以降はメディア出演が途絶えているものの、引退の報告はされていません。
中谷美穂を演じた八草さんは、戦後日本の女性像を象徴する役柄を演じ、多くの視聴者に愛されました。彼女は元宝塚歌劇団出身で、1957年に映画監督の谷口千吉さんと結婚し、その後も映画やテレビで活躍しました。2007年に夫が亡くなるまで50年以上連れ添い、私生活でも注目を集めましたが、2019年に88歳で亡くなりました。
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