つまみ枝豆は、ビートたけし率いる「たけし軍団」の一員として知られています。現在は穏やかで陽気なおじさまという印象を持つ方も多いでしょう。しかし、実はその裏には壮絶な過去と、数々の暴力事件が隠されています。今回は、彼の生い立ち、武勇伝、そして彼が歩んできた波乱万丈の人生について深掘りしていきます。
枝豆の本名は長谷川公彦。学生時代から地元では悪名高い不良少年として知られていました。彼の喧嘩スタイルは手加減を知らず、相手が倒れるまで攻撃を続けるという凶暴なものでした。さらに、暴走族に所属し、地元で名を馳せる存在でした。後に右翼団体にも加入し、国会議事堂やソ連大使館へと襲撃を敢行するなど、危険な活動にも参加していたのです。
彼の暴力性は一時の気まぐれではありませんでした。暴力団とも繋がりがあったとされ、その影響で逮捕されることもありました。
しかし、彼が芸能界に足を踏み入れるきっかけとなったのは、同じ地元出身の幼馴染であるガダルカナル・タカとの出会いでした。タカに誘われ、お笑いコンビ「カージナルス」を結成したことで、枝豆は初めて「芸能」の世界に足を踏み入れたのです。
つまみ枝豆がビートたけしに弟子入りし、たけし軍団に加わったのは1980年代初頭のことです。軍団内では「最強のヤンキー」として知られており、その暴力的な気質は時に恐れられるほどでした。たけしも常に「枝豆には手を出すな」と言われるほど、その怒りを買うと大変なことになると警戒していたのです。
ビートたけしは、1986年の「フライデー襲撃事件」の際、つまみ枝豆には一切声をかけませんでした。事件は、写真週刊誌「フライデー」がたけしに関する悪意のある記事を掲載したことで、たけしとたけし軍団のメンバーがフライデー編集部を襲撃したというもの。しかし、枝豆が参加していたら事態はさらに悪化していただろうと考えたたけしは、あえて彼を外しました。これに対し枝豆は「自分も一緒に行きたかった」と後に語り、疎外感を感じていたようです。
彼の暴力的な一面は、近年のバラエティ番組でも垣間見ることができます。2021年に出演した「水曜日のダウンタウン」では、ドッキリ企画でターゲットにされ、スタジオの出演者たちも恐怖を感じるほどの迫力を見せました。新人マネージャーに怒鳴られた瞬間、枝豆の表情が変わり、怒りを抑えきれない様子がリアルに映し出され、視聴者を震え上がらせました。
枝豆は「たけし軍団」の一員として、多くの番組に出演し、タレントや俳優としてのキャリアを築いてきました。特に心霊系の語り部としても活躍しており、観客を魅了する話術を持っています。しかし、その裏にはいつも「危険人物」としてのイメージがつきまとっており、その過去を知る人々は枝豆を敬遠する一面もあるようです。
つまみ枝豆には、現在の妻である元グラビアアイドルの江口ともみさんがいます。
2人は子供向け番組「パオパオチャンネル」での共演を通じて出会い、恋愛関係に発展しました。結婚当初から周囲の反対を受けながらも、強い意志で交際を続け、最終的に結婚に至りました。
枝豆と江口さんには子供がいませんが、その代わりに江口さんは可愛らしいぬいぐるみをわが子のように愛しています。彼女が大切にしているぬいぐるみが一度紛失した際には、テレビ番組を通じて必死に呼びかけ、多くの人々の協力で無事に見つけ出されました。枝豆と江口さんは、このぬいぐるみを通じて互いの絆を深め、ラブラブな夫婦生活を続けています。
現在、つまみ枝豆は芸能事務所「TAP」の社長を務め、たけしから受け継いだ精神を引き継ぎながら若手の育成に励んでいます。彼が社長に就任したのはたけしの強い推薦によるもので、たけしが事務所を去る際、後を託すべき人物として枝豆を指名したのです。
こうして芸能界の大御所として新たな道を歩み始めた枝豆は、かつての過激な一面を抑え、後輩たちに自分の経験を伝えています。
つまみ枝豆の人生は、暴力と名声、家族愛が交錯する非常に複雑で多面的なものでした。その過去の行いから彼を完全に理解することは難しいかもしれませんが、今なお彼は独自の存在感を放ち、芸能界で活躍し続けています。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Lvdqs018XyI,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]