タレントの明石家さんまさんが、MBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演し、フジテレビの新人アナウンサー・上垣孝太郎アナに関するいじめ問題について言及し、話題を呼んでいます。彼はこの放送で、いじりといじめの境界線について自らの経験を基に語り、フジテレビの映像編集への疑問を表明しました。
上垣アナは今年4月にフジテレビに入社したばかりの新人で、あるバラエティ番組に出演した際、先輩アナウンサーから「一人だけベテラン」といじられ、これが視聴者の批判を浴びました。視聴者の間では、先輩アナのいじりがいじめと感じる人も多く、「明石家さんまさんのいじりとは違う」という声が相次ぎました。
さんまさんが担当した番組「明石家さんまの推しアナグランプリ」では、上垣アナを「入社15年目」と冗談で紹介し、他の出演者が彼をさんまさんのアシスタントに推薦するシーンもありました。
しかし、さんまさんのいじり方には相手を傷つけない配慮が感じられたため、「愛のあるいじり」として評価されました。ネット上では「さんまさんは相手を不快にさせない。見ていて安心する」といった称賛のコメントが多く寄せられました。
一方で、フジテレビが公式YouTubeで「目覚ましテレビ」内の先輩アナによるいじり動画を公開したことにさんまさんは驚きを隠せず、「なぜそんな動画を公開したのか?」と疑問を投げかけました。彼は、オンエア外のやり取りを公開することの影響や、編集がどれほど視聴者に誤解を与えうるかに懸念を示しました。
「言葉って危険な武器にもなりうるから、選び方は本当に気をつけてる」と語るさんまさんは、自身の番組でもいじりの言葉選びに特に気を配っていることを明かしました。コンプライアンスの重要性が高まる現代では、慎重な編集が求められるとしながらも、「この時代じゃなかったら言えていたようなフレーズがあるが、今は難しい」とも述べ、テレビ業界の変化を痛感している様子でした。
さんまさんは過去にも、自身の発言が物議を醸したことがありました。例えば、2016年から不定期に放送されている「さんまの東大方程式」では、出演していた東大生の特異なキャラクターが笑いのネタにされ、視聴者の一部から「東大生を変人扱いしている」と批判がありました。特に、吃音のある東大生が登場した際のさんまさんの反応には、視聴者から不快感を抱くコメントも見られました。
さんまさんは当時、「番組に出るからには、いじられることも承知しているのでは?」としつつも、「言葉を選んで相手を傷つけないこと」を大切にしていると語っていました。彼は、時には批判を受けても言いたいことがあるとしながらも、常に「笑いに変える力」を重視していると強調しました。
さらにさんまさんは、「ヤングタウン土曜日」で吉本興業との関係にも触れ、若手タレントに対する支援や後輩への気遣いに疲れを感じていると述べました。彼は、「もう吉本を背負うのはやめる」と語り、「自分で勝手に悩んでしまうところがあって疲れている」と告白しました。
これにより、さんまさんが長年吉本興業のために尽力してきたことが改めて浮き彫りになり、視聴者からは驚きの声が上がりました。
現在、さんまさんに対して「時代遅れ」という批判もありますが、彼は変わらず数々の番組に出演し、いじりと笑いを追求しています。彼の収入は、CM、特番、レギュラー番組、書籍の印税などから成り、年収は推定11億8千万円とも言われます。阪神淡路大震災の際には多額の寄付を行い、震災に見舞われた人々に支援を届けたことでも知られています。
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