元フィギュアスケーターの本郷理華さんは、2021年6月に現役を引退しました。長い手足を生かしたダイナミックな演技と個性的な表現力でファンを魅了した彼女ですが、幼少期はスケートで伸び悩んだ時期も長かったようです。転機となったのは、東日本大震災でした。宮城県に家族を残し、練習に身が入らない中でも被災地の状況を思って奮起し、急成長を遂げました。その後も、スランプや五輪出場をかけたプレッシャーの中で、スケートへの情熱に揺らぎながらも、持ち前の明るさで乗り越えてきました。引退後は、休養期間中にジュエリーショップで働くなど、スケート以外の道を経験したことで、改めてスケートへの愛情を再認識し、現役復帰も果たしました。現在は、アイスショー出演や指導者として、スケート界で活躍を続けています。