午前3時。マーク・イー・ロスさんは、彼の妹が交通事故でこの世を去ったことを電話で知らされました・・・。
デトロイトへ戻るために、車を猛スピードで走らせてる途中で、警察に停車を命じられました。『妹がこの世を去ってしまった。一刻も早く母親と合流しなければならないのです。』
泣き崩れるマークさんの姿を見て、警察官は、その言葉が真実であると悟りました。
100マイル(およそ160km)離れたデトロイトまで、自らマークさんを連れていくと申し出たのです。
警察そのものが大嫌いだったと語るマークさんは今回の出来事を通じて、心に大きな変化が表れたと語ります。
『みんなが知っているように、俺は警察なんて嫌いだった。でも、この警官には本当に感謝している。彼は俺に、希望をくれたんだ。』