日本卓球協会は5日、パリオリンピックの女子卓球団体戦代表候補選を都内での会見で発表しました。この発表で最も注目されたのは、15歳の中学生、張本美選手の選出です。彼女はシングルス代表としても選ばれ、団体戦では林田選手と共にダブルスを組むことが期待されています。一方で、シングルスの最終選出は伊海選手との競争となっており、まだ確定していません。張本選手は若干15歳にして国際大会で既に高い成績を収めており、将来が非常に期待されています。
パリオリンピックのシングルス代表には、全日本選権のポイントで1位と2位に輝いた田選手と平選手が選ばれました。団体戦における残る一枠は、林田選手と平野選手がダブルスを組んで活躍できる選手を強化本部が決定するとのことです。
伊海選手は、全日本選権の女子シングルス準々決勝で敗退し、パリオリンピック代表への道が閉ざされましたが、団体戦のメンバーとしての選出の可能性はまだ残されています。伊海選手は攻撃的なスタイルが影を潜め、プレイが予測しやすくなっているとされています。パリオリンピック代表への道を失った彼女は、引退を考えるほど悔しい思いをしていましたが、引退する気持ちはまだありません。また、伊海選手の敗戦は中国のメディアでも大きく取り上げられ、彼女がかつて中国代表にとって大きな脅威であったことから、中国卓球ファンの関心も高まっています。