1月30日、NHKで「伝説のコンサート“山口百恵　1980・10・5　日本武道館”」が放送されました。この番組は昨年10月にBSプレミアムで放送され、大きな反響を呼んだため、地上波で1日限りの再放送が行われ、SNS上でも話題となりました。

1980年3月、当時21歳だった山口百恵さんは俳優の三浦友和さんと婚約し、引退を発表しました。彼女は人気絶頂の時期に引退することとなり、多くの人々から惜しむ声が上がりました。

それから41年が経った今でも、山口さんは昭和歌謡の代表的な存在として、未だに「伝説のアイドル」として称されています。彼女は引退後、一度もテレビに姿を現さずにいましたが、今回の放送では当時の貴重な映像を最新技術でリマスターし、ファンは大いに喜びました。

放送当日、ツイッターでは番組開始から10分ほどで「#百恵ちゃん」「#山口百恵」がトレンドワード入りしました。その後もトレンド1位と2位を独占し、Yahoo！リアルタイム検索でも「百恵ちゃん」が1位になりました。

ファンからは、「百恵ちゃんを見ています」「大好きな百恵ちゃんの引退コンサートが今、見られるなんて」「涙腺崩壊でした」「唯一無二の存在感、テレビ越しでも圧巻」といった大絶賛の声が寄せられました。また、「21歳の雰囲気ではない」「21歳という若さでこの決断力、圧倒的な歌唱力、美貌、透明感、色気と貫禄。MCも上手。すごい歌手だったと改めて感服」と、当時21歳で大スターになった山口さんの才能に感嘆する声も多くありました。

現在の山口さんは一般人として生活しています。当時、人気絶頂の中でなぜ引退したのかという疑問が多くあがっていましたが、今となって考えると、彼女は芸能界やマスコミのシステムから解放されて、「自分らしく」あるいは「人間らしく」生きる道を選んだ結果だったと言えるでしょう。