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「起立!礼!」 茶道裏千家、千玄室氏の心に響く言葉より…
2024/10/24

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日本の教育、なかでも大学は、世界的に見て先進国の中でも質が落ちてきています。

私も大学で講義をしていますが、学生たちによく言います。

君ら、こうやって大学に通っているけど、学にちゃんとした志をもっているのだろうね、と。

まず第一に、学生の心構え。

学問云々(うんぬん)という以前の問題です。

教師が教室に入っても礼はしない、いつまでもべちゃべちゃしゃべっている、居眠りはする、携帯電話で話はする、メールする。

真剣に講義に耳を傾けてノートをとっている者がいったい何人いるか。

最近では、ノートを取るにも面倒くさいと、レコーダーとやらを持ち込んで録音しています。

授業の始まりにも、誰も礼をしないから私は、自分で号令をかけるのです。

「起立!礼!」

みんなびっくりして、ひょろひょろと立つ。

人と人の関係は、礼に始まって礼に終わるもの。

それが人間としての折り目けじめです。

どうして日本の教育は、こんな状態になったのでしょうか。

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原因のひとつに、あまりにも大学の数が増えすぎてしまったことにもあると思います。

かつて松下幸之助さんが、「駅弁みたいにあっちにもこっちにも大学、大学と言って、本当にこれが役に立つと思われますか?」と問われました。

なんでもかんでも教えることが真の教育ではない。

真の教育とは、道を教えること。

それは心です。

そして、道を教えるためには、広く浅くではなく、たとえばお茶ならお茶といったひとつのことを徹底的に学ばせ、そこからいろいろ学び取らせる。

そしてそれを芯(しん)にして世の中のものごとを考える力―判断力、そして実践力をつけさせることです。

大学も少数精鋭のほうがよいことは当然でしょう。

また、学生として大学で学ぶよりも、実践から身をもって商売などを学ぶほうがはるかに意味がある場合もあります。

それによって知る痛みや苦しみのなかから立ち上がっていかないことには、本当の仕事や世の中なんてものは分からない。

◇『いい人ぶらずに生きてみよう』集英社新書

中国で長くビジネスをしている知り合いの日本の経営者がいるが、その方は中国の大学で客員教授を何校かやっている。

日本でも頼まれて、有名大学で教えているそうだが、日本の学生と中国の学生と決定的に違うことがいくつもあるという。

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それは、日本では、講義の後の質問の時間になっても、誰一人手を挙げる学生はいない。

しかし、中国では、手を挙げない学生は一人もいない、ということだ。

それだけではなく、中国では、講義中に私語は一切なく、授業中の学生の食い入るような真剣な態度に、ついつい力が入って話してしまうという。

それに引き替え、日本の大学では…

その方は、「自分は日本が大好きだが、これでは中国に負けても仕方がない」、と言って嘆いていた。

大学もそうだが、数が増えれば、どうしても物事は薄まってしまう。

そして、薄まれば薄まるほど、人はありがたみを感じなくなる。

今ある幸せに気づき、目の前の当たり前を大事にする人でありたい。

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