芸能界は恋愛とスキャンダルの舞台。華やかなカップルの誕生や結婚報道の陰で、意外なほど多くの破局や婚約破棄もあります。
1992年11月、当時若貴ブームの象徴だった貴花田(後の貴乃花)と人気女優の宮沢りえが婚約を発表。会見で仲良く手をつないだ二人の姿は、日本中を熱狂させました。しかし、そのわずか2ヶ月後、1993年1月には破局。宮沢が先に会見を開き、涙ながらに指輪を返却。貴花田も「愛情がなくなりました」と率直に語り、世間を驚かせました。後に破局の理由として、宮沢の母親の強い反対があったことが明かされました。
俳優中村達也と女優西岡徳馬は、1986年に婚約。しかし、結婚式を目前に控えた9月、突然婚約破棄を発表しました。豪華な結婚式の準備が進んでいたにもかかわらず、婚約が解消された理由については「一身上の都合」とだけ説明され、具体的な理由は明かされませんでした。
この事件は芸能界に衝撃を与え、多くの憶測が飛び交いました。
松田聖子と郷ひろみは、1980年代に「ビッグカップル」として注目されました。二人は将来を誓い合い、結婚も視野に入れていましたが、最終的には破局。郷ひろみが松田聖子に結婚後の引退を望んだのに対し、彼女は芸能活動を続けたいと考えていたことが理由だとされています。結果的に、二人はそれぞれの道を歩むことになりました。
1960年代後半、渡哲也と吉永小百合は映画での共演をきっかけに交際が噂されました。二人の結婚が期待されましたが、吉永の父親が結婚に猛反対したため、破局に至ったと言われています。吉永は後に「両親を説得できなかったことが原因」と振り返り、渡との別れを涙ながらに語りました。
1980年代、石原真理子と玉置浩二の不倫関係が発覚。当時、玉置は既婚者であり、二人の関係は激しいバッシングを受けました。石原は芸能界を一時引退することになりましたが、2009年に二人は再び結婚。しかし、その結婚生活も長く続かず、最終的には離婚に至りました。
1990年代初頭、田原俊彦と中山美穂の交際が大きな話題となりました。二人は熱愛報道を受けて同棲状態にあり、結婚も間近かと思われましたが、最終的には破局。破局の背景には、中山美穂が親友であった工藤静香に対して感じた嫉妬があったと言われています。
1989年、近藤真彦の自宅で中森明菜が自殺未遂を起こし、二人の関係が注目されました。明菜は近藤との結婚を望んでいましたが、近藤は結婚には消極的であり、二人の間には温度差があったと言われています。結果的に、近藤の不倫スキャンダルも重なり、二人の関係は破局しました。
1990年代、田原俊彦と小室哲哉の交際が話題になりました。田原が小室のスタジオに通い詰めるも、突然小室が姿を消し、二人の関係は終わりました。別れの際、田原は理由を告げられずに一人で待ち続け、後に病院に運ばれるほどのショックを受けました。
相原勇と曙の交際は、1990年代半ばに話題となりました。横綱と人気タレントという異色カップルでしたが、最終的には破局。曙が周囲の期待に応えられない状況が続き、結婚に踏み切れなかったことが原因だと言われています。
水沢アキと国広富之は、1980年代に婚約していましたが、最終的には破局。国広の周囲で起きた不祥事が原因とされています。水沢は破局を発表し、婚約指輪を郵送で返却したと語りました。
1990年代、あびる優は写真家加納典明と不倫関係にありました。二人の関係は週刊誌に暴露され、あびるはその後、結婚を果たしますが、加納との関係は彼女のイメージに大きなダメージを与えました。
1980年代末、山口美江と渡辺正幸の交際が週刊誌にスクープされました。渡辺の二股が発覚し、二人の関係は破局。その後、渡辺は結婚しますが、山口との関係は当時大きな話題となりました。
芸能界の恋愛模様は、華やかさの裏にさまざまな葛藤やドラマが隠されています。婚約破棄に至るカップルのエピソードは、その時々の世相を反映し、私たちに様々な教訓を与えてくれます。