愛子さまが20歳の誕生日を迎え、成年皇族として初めての記者会見を行いました。会見は大学入学後、大学の授業に影響が出ないよう、例年より遅い時期に設定されました。また、眞子さんの結婚直後、秋篠宮さまの誕生日会見のすぐ後というタイミングには、宮内庁のスケジュール管理の悪意を感じるとの声も上がっています。愛子さまは会見で、ご自身の性格について「長所は思いつかないが、短所は父の遺伝で短気なところ」とユーモアを交えて回答。結婚については「将来はしたいと思っているが現在は考えていない」としながらも、国際基督教大学卒業時の会見では「結婚に関する質問には今後お答えしない」と宣言していたこととの矛盾点を指摘されました。天皇陛下は登山に例えてうまくかわしたものの、佳子さまは「プライバシー」を理由に線引きする姿勢を見せています。過去の皇室報道では、美智子さまの結婚時に身長、体重、スリーサイズまで報道されたことや、雅子さまに対しては「マタニティ風」な服装や、当時の侍従長が雅子さまの体調について不用意な発言をしたことなど、プライバシーを軽視した報道が多く見られました。愛子さまは今回の会見で、前日の地震について触れ、国民に寄り添う姿勢を示しました。質問に対しては具体的なエピソードを交えながら丁寧に回答する姿は、まさに将来の天皇の姿を感じさせるものでした。