ある夜、部屋の電気が切れてしまい、暗闇の中でただ一人。やこちはこの状況を初めて経験し、どこか不安な気持ちに包まれていた。友人のようこが初めて彼のアパートに泊まりに来た夜だった。テレビをつけると、薄暗い部屋にわずかな光が差し込み、なんとか本を手に取ることができた。しばらくして、ようこが戻ってきた。しかし、どこか心ここにあらずの様子で、彼は一通の手紙を手渡してきた。手紙には、さんまと紳助のトークから心を動かされ、人生を見つめ直したいという内容がつづられていた。それはまるで、彼らの言葉が彼の心に直接響いているかのようだった。その夜、やこちは手紙の内容を噛み締めながら、友のために何ができるのかを考え続けた。夜が更けても眠れず、彼の心に深く刻まれる夜となった。