日本映画界の大御所であり、初代ミス日本グランプリの栄冠を手にした山本富子さん。彼女は1931年、大阪府の大阪市で生まれ、京都府立第1高等女学院を卒業し、若き日から日本舞踊に親しみました。大阪市西区出身の山本さんは、学生時代に自宅が接収されるという困難に直面しながらも、1950年には第1回ミス日本コンテストで見事グランプリを獲得するなど、早くからその才能と美貌を認められていました。
女優としてのキャリアをスタートさせたのは、姉の助言がきっかけでした。当時は女性が外で働くことが珍しい時代でしたが、山本さんはその固定観念にとらわれず、映画会社からのスカウトをきっかけに大手映画会社A社に入社し、看板女優として数多くの作品で活躍しました。
1962年には、ギタリスト兼作曲家の山本武春さんと結婚。夫婦は共演するなど、互いのキャリアを支え合いながら生活を送りましたが、残念ながら現在は山本武春さんは故人となっています。
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