富士山は世界文化遺産に登録されてから10年経つため、2日は多くの登山客がご来光を拝むために訪れた。しかし、登山客の急増により山小屋の予約ができない状況となり、「弾丸登山」と呼ばれる急速な登頂が増えて体調不良を訴える人も発生していた。山頂への道幅が狭く、落石が起きる可能性もある。4時頃には雲の切れ間から太陽が顔を出し、登山客たちは感動していた。5合目にも多くの観光客が訪れ、道路も大渋滞した。外国人登山客も多く、宿泊客の約7割が外国人だった。注意喚起が行われている「弾丸登山」には低体温症や高山病のリスクがあるため、慎重に行われるべきだ。雨や悪天候で危険を感じたカナダ人とブラジル人の夫婦も下山を決めた。